DM発送スケジュールを設計する方法

ダイレクトメールを発送すべきタイミングはいつか?

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When should you send customer a direct mail ?


DM発送スケジュールを設計する方法

DMは来店してほしい日の10日前に受信者に到着するようにする

小さな店舗でダイレクトメールを活用するには、フェア来店を促すのがよいと思う。しかし、あまり早くダイレクトメールを送っても反応はいまいち。たとえば、12月1日から来店してもらいたい場合は、11月20日頃に到着するようにする。つまり、およそ10営業日前〜2週間前ぐらいに受信者の元に届くように設計しよう。

 

DMのメールアウト(M.O.)日は宛先の距離で調整する

日本郵便を使うと日曜日以外は配送される。およそ局入れ(郵便窓口にダイレクトメールを納品する)する時間にもよるが、都内から都内に届ける場合早くて翌日から到着しはじめる。つまり、逆算すると、郵便局に出しに行くのは、到着予定の2日前に出そう。ただし、お歳暮、正月、1月などの郵便の繁忙期、台風、雪などの天候不順は影響を受けて配送が遅れることがあるため、あらかじめスケジュールを立て、作ったダイレクトメールを局入れしてもらう発送代行会社に事前に配送予定を確認しておくことが重要だ。

DMでゆうメール、ヤマトメール便、佐川メール便を使う場合の注意点

ゆうメールは、ポストまで日本郵便で働く人が届けるため、郵便ポストの名前を正確に確認し、宛名がない場合はバックメール(差出人へ戻される)されると言われている。そのため、他の配送会社を利用していた場合、日本郵便に切り替えると配送完了できる数が一時的に少なくなる可能性がある。また、日本郵便の場合は、受信者に引っ越しされても転送設定がされていれば、荷物を届けてくれるのでバックメールは減ったりもする。メール便で商品を送っている通販メーカーは、配達追跡機能付かどうかで配送会社を選んでいる。

DM宛先リストのクレンジングは原稿以上に重要だ

ダイレクトメールの配送費はおよそ1通60円以上。こんなにも高いコストを払って反響がなければ大きな負債を抱えるが、意外とやっていないのが宛名リストのメンテナンスだ。これは絶対にやらなければいけない。なぜなら、およそ1年間でかなりの数が引っ越しがあって届かなくなるからだ。

ダイレクトメールは届かなければまったくの無駄になる。手間も時間もかかる地味な作業なのだが、専任の担当者を付けてでもメンテナンスするべきだろう。これをきちんキレイに保つとする仕組みを作っておかないと後からやるのは大変だ。

まとめ

ダイレクトメールの発送まわりは地味だけど、反応への影響は非常に大きいので緻密に作業を進めよう。せっかく企画から、準備、製造、納品、DM制作などたくさんの手間と費用と時間をかけて用意したフェアも着信が遅くなることで数日ロストすることもある。すると、1年間は365日しかないので例えば3日間のズレは1%のロスト。その年の売上が1%も下がったら大変なことになる。また、販促しても良くない時期、いわゆる2、8の法則というものもある。それらも読み込んで発送スケジュールを立てよう。